FC2ブログ

宇宙人ポール

131580838361113201361_Paul_01.jpg
アメリカの宇宙人はこんなに陽気らしい。
「アメリカの宇宙人」っておかしいよね。



世の中が赤と緑に染まるイベントも終了し、いよいよ2011年も暮れに押し迫って参りましたね。
くれぐれも体調にはお気をつけていただき、楽しい新年を迎えようじゃあありませんか。…なんて2年連続で校長先生みたいな挨拶をしてしまっておりますが、それはともかく『宇宙人ポール』です。

『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ(→感想はこちら←)』で一躍有名となった英国仲良しコンビ、サイモン・ペッグ&ニック・フロスト。最近でも『タンタンの冒険(→感想はこちら←)』で声優を務めるなど、目覚ましい活躍のお二人でギターいぬも大好きです。そのお二人が主演・脚本の意欲作とくれば、そりゃもう否が応にも観るってモンです。



・ここはアメリカ
・主人公はイギリスから来た二人のオタクだ
・二人の最初のお目当ては通称「コミコン」と呼ばれるコミケ
・大好きな世界の、いわばフェスティバルに参加中のオタクはとにかく楽しそうだ
・アメリカ人にゲイ扱いされようと、意に介さないんだ
・彼らにはもうひとつの目的があったんだ
・それは宇宙人の本場(?)、アメリカのUFOスポットを巡ることだ
・レンタカーのRVを颯爽と駆り、名所で記念撮影をするオタク、ほんとうに楽しそうだ
・ふと、後続車から煽られるオタク
・振り切ったものの、その車は事故ってしまったんだ
・しかし中には誰もいない
・後方を振り返ると…だ
・エイリアンがいたんだ!
・うぎゃあああああだ!
・やっぱり、
・「 ワ レ ワ レ ハ  ウ チ ュ ウ ジ ン ダ 」とか言うのかなと思ったら
・そんなことは全くなく「ワッツアップ、メーン♪」的な妙にアメリカナイズされちゃったヤツだった
・本物の宇宙人との遭遇、そしてそのギャップに多大な驚きと少しの失望を抱くオタク
・彼の名はポール。なにやら政府に追われていて命が危ないのだそうだ
・というわけでポールを連れて行くことにしたオタク
・果たしてポールは宇宙に帰ることができるのか!?


カテゴライズするならばやはりこの作品はSFなのでしょうし、となればストーリーを複雑にする必要性もないので、非常にわかりやすくシンプルでストレートに進んでいくお話です。だからこそこの作品の最大のミソは身近なおもしろさをある種淡々と盛り込むことで心地良い笑いのリズムが生まれるところでしょうか。

派手に笑いを取ろうとするでも、かっこいいスーパーヒーローが出てくるでももちろんありません。
だって主人公はゲイかと思うほど仲のよい二人のオタクなんですもの。
彼らはとにかく自分たちの生活、そして自分たちの世界、そして自分たちの友情を第一に考えています。

たとえ追われる身になっていても趣味のお店を見つければ躊躇なく入り、
カーチェイスで追っ手の車に自分たちのレンタカーをぶつけるときにも「保証金が…」と躊躇い、
さらに「この宇宙人が自分たち二人の友情を引き裂いてしまうのでは…」と葛藤する。
映画なんだし、非日常なんだからどうだっていいじゃんというわけではなく、あくまで日常を大切にしたい心情や所作が宇宙人という非日常と溶け込み、いちいち面白い場面を形成しています。『ショーン・オブ・ザ・デッド』にしろ『ホット・ファズ』にしろ、彼らの作品には一環してこの日常を重視した狙い過ぎないスマートなセンスを感じますな。

登場人物はティータイムを大事にするスマートなバカのイギリス人と、コテコテのアメリカンな宇宙人。さらに敬虔なクリスチャンの女性、キリスト原理主義のオヤジ、バカ捜査官コンビ等々、いちいち濃いヤツらばっかりでそこも面白い。特にクリスチャンの女性がポールの登場によって新しい分野を開拓する様(簡単に言うと脱キリストの反動による暴言の応酬)は本当に笑えます。

他にも、名作SF映画へのオマージュやパロディなどもたくさん含まれているようです。SFに疎い私でもシガニー・ウィーヴァーやスピルバーグのくだりは楽しめましたし、好きな方はもっと笑える場面が多いのでは。その辺のバランスも全尺もうまく収めてくれてて、ホントに気軽に楽しめます。

そこそこ小さい劇場でお客さんもまばらでしたが、劇場が笑いで包まれるという経験は初めてでした。
今年一年の締めくくりに最高の作品をありがとう!また期待してるよ!

…と言ったそばから『ショーン~』『ホット~』に続く二人の次回作が制作されるそうですぜ!もう期待しかない!





にほんブログ村 映画ブログへ   この二人ホンマに仲いいな!
スポンサーサイト



.28 2011 コメディ comment2 trackback1
 HOME 

プロフィール

ギターいぬ

Author:ギターいぬ
ホラー・香港・B級映画好きの気弱なギター弾き。


ただの感想なので詳しくは書かない時もあり。ネタバレしてる時もあり。
マイペースに行かさしてくださいませ。

カテゴリ

月別アーカイブ

最新記事

訪問者数

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード