マーク・ウォールバーグの嬉しそうなカオ!どうも、平気で更新が滞ってしまっておりすみません。
とりあえず、
あけましておめでとうございます。相変わらずマイペースで興味あることしか書いていませんが、今年もひとつよろしくお願いします。
●ジョンはいつも一人ぼっちでした
●そんなジョンに両親はクマのぬいぐるみをプレゼントしてあげます
●大喜びのジョン
●彼に「テディ(後のテッド)」と名付け、どんな時も一緒でした
●テディがいればジョンは決して寂しくなく、どんな悩みごとも話すことができます
●でも、相手はぬいぐるみ・・・
●ジョンは「テディと話せますように…」と、流れ星に願いました
●明くる朝、なんと
●テディが動いて、喋っているではありませんか!
●ジョンは大いに感動し、テディを一生の友達にすることを決めました
●…それから27年の時が流れ…
●二人ともオッサンになりました
●そして・・・
さて、念願の『TED』を観て参りましたよ!
TVでもトレーラーが流れてたり、予想外の大ヒットで公開する劇場も拡大中と、何かと話題になってて嬉しい限りです。公開から一ヶ月近く遅れての鑑賞でしたが、劇場は中々の賑わいで、本当に人気なんだな~と感じました。
まず内容から触れますと、かなり露骨な下ネタのオンパレードで、
ファ○クと
シ○トと
マザーファッ○ーの連発です。とても子供と見れるような
ワクワクファンタジーではありません。下ネタ、ブラックユーモア、映画ネタ、アメリカンジョークがこれでもか!と詰まった、相当マニアックな内容です。そこに、ベタで王道のストーリーとVFXのクマを融合してしまうことで、
笑える上に泣けるなんてどっかの安っちい映画宣伝文句みたいですが、絶妙なバランスの作品に仕上がってて
ほんと最高でしたよ。
そして、『フラッシュ・ゴードン』
(感想)をそこまで推すか!というセンスに脱帽。ジョンとテッドは『フラッシュ・ゴードン』を人生のバイブルだと崇めているほど大好きなんですが、まぁアメリカならまだしも、日本の人はフツー知りませんよね、『フラッシュ・ゴードン』。
私は大好きですが。「家に誰が来てると思う?サム・ジョーンズ(フラッシュ役の俳優)だぜ?」とテッドからの電話が入り、
「すげーーーー!!!」と喜び、彼女そっちのけで家に走るジョン。子供だな~と思いながらも、
その気持ち分かるぜジョンとも思ってしまいました。男ってこういう夢中になるものが少なからずあるんですよね。ジョンの場合は少しやりすぎなんですが。
そしてジョンを演じるマーク・ウォールバーグがハマり役すぎます。サム・ジョーンズに会ったときの本当に嬉しそうな顔は忘れられない本作品のワンシーンです。感情をあらわにテッドと会話するシーンも全く違和感なく、ダメな子供っぽい大人を演じるのが非常に上手いです。
そんなマニアックな内容ながらも、男性のいつまでたっても子供の部分と女性の現実的な部分、そしてその間に入るクマが互いの心を引き寄せ合ってくれ、2人の愛と、また3人の友情を見事に収束させる構成になっており、実は
この作品はヒューマンドラマなんだ!という言葉が言い過ぎではないほどしっかりした出来だったと思います。
まぁやはり、この作品の一番の魅力であり、多くの方の注目を集めるのは
オッサンテディベアのテッドです。
見た目が最高にキュートなのに、言動は下ネタばかりなんだけど、結局かわいいから許しちゃう(はぁと)ってことで女子にウケているんでしょうか。しかし、そういう感想を、欧米のパーティ大好きガールが言っているのであれば合点がいきます。
劇場でもカップルの割合が高く、女子に本作のウケがいいことに私は少し違和感を感じました。
露骨な下ネタやアメリカンジョークなんかは女子が最も嫌うものなのではないか、そう思っていたからです(←真面目かな?)。欧米の女子に比べて
奥ゆかしい日本の女子が観るにはギリアウトの内容なのではないか、そう感じる内容だったのですが、その懸念も空しくしっかりと笑い声が聞こえてきました。別に女子がエロいということを言いたいのではありません。
このレベルの表現でも笑いに転化できる世の中になったんだなぁと感じたのです。同時に自分自身も年を取っていることを思い知らされたのですが。もしこの作品が5年前に公開していたらここまでヒットはしなかったのではないでしょうか。そんなこともマジメに考えさせられる作品だったわけです。
そもそも、ヒットしているってことに違和感がありましたから(←失礼)。
私の尺度では本作はB級映画の烙印を押されてそういう映画が好きなヤツがこっそりと観てはこうやってひっそりとブログに感想を書く程度の作品であり、そうなるものと思っていたんです。これは作品に対する非難ではありませんよ。いい作品なのに世間に注目されない作品って多いじゃないですか。これもそのひとつになるとばかり思っていたんです。
だって、「テディベアが動く映画」なんて、「トマトが人を食う映画
(参照)」みたいなもんじゃないですか?
だって、「下ネタ満載のFワード映画」なんて、「性器が狂いだす映画
(参照)」みたいなもんじゃないですか?
だって、「B級映画が大好きな大人になりきれないヤツ」なんて、ギターいぬみたいなもんじゃないですか?って
やかましいわ。脱線しましたが、マニアックな映画ファンだけが楽しめる作品だと思っていた(←実際に映画に詳しい人ほど楽しめるんでしょうが)『TED』がこんなに日本でヒットしていることに驚きと時代の移り変わりを実感させられたわけです。
と、まぁ偉そうにいろいろと書きましたが、ウダウダ面倒なことは考えっこナシで、ある程度の下ネタが許容できる方なら絶対楽しめる作品ですよ!なんなら思い切ってあの子を誘って観に行っちゃえよ!
気まずい雰囲気になったらごめんな! グッズもバカ売れだそうで、良かったねテッド!
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